2015年11月21日

横浜・伊勢佐木町 物語<82>


かつて貿易の要として活躍した 「赤レンガ倉庫」


12番目となる伊勢佐木町チームが「赤レンガパーク」に足を踏み入れると、
到着を待ちかねていた観客たちは大歓声と拍手でフロートを迎えた。

この年、同チームは客船をイメージさせたフロートで参戦した。

ここから見える大桟橋にも、
大きさこそまるで違うがちょうど似たような船が停泊しており、
それと比べてみても、できのよい “模造船” であることがわかる。

赤レンガパークは “はまっパレ!” の審査会場でもあり、
“船上” に陣取るJOHNLOSもここぞとばかりに、
アレンジされた 「伊勢佐木町ブルース」 の現代版を熱唱した。

ちなみに、翌年の平成20 (2008) 年はこの年と同様、
やはり彼らの演じた伊勢佐木町チームが準 “はまっパレ!” 大賞を獲得している。

赤レンガパークに隣接して建つ 「横浜赤レンガ倉庫」 は明治44 (1911) 年5月、
明治政府により新港埠頭整備の一環で、国の模範倉庫として建設されたのが
その始まりだ。

開港以降、
日を追うごとに規模を増やしていく貿易の要として赤レンガ倉庫は活躍した。

開港直後は羊毛や葉タバコ、洋酒などの貨物が多く倉庫に保管されていた。

また第二次大戦直後には米軍に接収され開港司令部となる。

その後、接収が解除され、ふたたび貿易に使用されるも次第に取扱貨物量が減り、
平成元 (1989) 年には倉庫としての役目を終える。

そして平成14 (2002) 年、ヨコハマの新しい観光施設として
現在の赤レンガ倉庫がオープンした。

当ブログのタイトルバックに使われているのがオープン直後の夜景だ。

それと同時に周囲も赤レンガパークとして整備された。

<以下、つづく>

赤レンガ
Yahoo!「赤レンガ倉庫の画像」より


Posted by やすちん at 23:59│Comments(0)
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