2015年11月07日
横浜・伊勢佐木町 物語<68>
ネットを彩る 『JOHNLOSコレクション』 とは
商店街同様、その周辺に住んでいる人々もJOHNLOSには熱い視線を送る。
伊勢佐木町の五丁目と六丁目の境となる通りを南下すると、
下町の雰囲気が色濃く漂い、いつも賑わいをみせている横浜橋通商店街に出る。
この活気ある町並みを通り抜けてしばらく歩くと
横浜市南区八幡町という人情あふれる住宅地に到達する。
そこに住む梅沢修二も彼らのことにはたえず気にかけているひとりだ。
会社への行き帰りと昼休みには毎日欠かさずMP3プレーヤーのヘッドフォンを耳に
差し込んではJOHNLOSの歌に聴きほれている。
日曜日あるいは土曜日に彼らのライブがあると聞けば特別な用事がない限り、
会場がどこであっても足を運ぶ。
もちろん伊勢佐木町でのライブであれば自宅から歩いていくことができる。
梅沢にはJOHNLOSがやがてメジャーになって
天高く飛び立っていってほしいという願望がある。
一般論だが、女性ファンの場合はいつまでも “自分たちのバンド” であってほしい
という独占欲が強いのではないだろうか。
性差によりそのような相違があるにせよ、
熱狂的なファンのひとりであることにはちがいない。
とくに梅沢の場合、たまたまJOHNLOSメンバーの海野哲也、桜木れおと同じ年齢に
なる二人の息子をもつ。そんなことから彼らに対する親近感が一層強くなる。
「人柄がすごくいい」
「息子と比べてしっかりしている」
そのような感心を抱きつつ、インターネットなどを駆使して
彼らの応援活動にも自然と熱が入り、至極積極的ともいえるほどである。
『JOHNLOSコレクション』――。
それはJOHNLOSの公式サイトではなく梅沢が自ら制作した “勝手応援” サイトだ。
このホームページにアクセスすると現代風アレンジ版の
“ニュー伊勢佐木町ブルース” が自動的に流れるよう設定がなされている。
もちろんJOHNLOSの歌声だ。
また画面中央にはさまざまな表情をみせる彼らの写真を掲載し、右左にはこれまでの
ライブ活動の様子を写した静止画にたどりつくボタンがいくつもセットされている。
「最初は町内会のおみこしのサイトをつくろうと思ってたんだけどねぇ……」
そういって照れ笑いを浮かべる梅沢は当初、自身の住む八幡町第二睦会など
二つの町内会からなる神輿のサークル 「宮本会」 が30周年となるので、
そのホームページを作成しようとパソコンの前に座った。
ホームページなどつくったことがない梅沢は制作方法を勉強していくうちに、
どうせつくるならJOHNLOSの応援サイトを立ち上げたい……と
途中で方針変更してしまったようだ。
梅沢はまた、このホームページ制作の延長線上で、イセザキ地区の若手集団ABYの
ブログ 『空港の街』 をリンクしたり、JOHNLOSに少しでも興味をもったり路上ライブを
見かけたりした人などのブログを見つけると、精力的にサイトのリンクを貼って
JOHNLOSをアピールしていった。
〔注〕 現在 『JOHNLOSコレクション』 というサイトはWEB上から削除
<以下、つづく>

Yahoo!「JOHNLOSの画像」より
Posted by やすちん at 00:03│Comments(0)
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